JavaScriptって?

ココまででも触れたけれども、改めてどんな物か確認していきましょう。

歴史

一応、歴史を辿っておきましょう。 別に、歴史が全てとは思ってないんだけど、最近のことは知っておいた方が良い。そのために、まずは遡ってみよう。何だったらWikipediaを見てみてもいいと思うよ。殆どそのまんまだしね。

はじまり

そもそもの始まりは Netscape 時代に遡る...。 LiveScript という名前で始まった。

その頃は Netscape で動く言語でしかなかったから、名前もリアルタイムに動くスクリプト言語ってことで LiveScript。ただ、当時の Java を持っていたサン・マイクロシステムズ社とネットスケープ社が提携してたので、Java にあやかる形で JavaScript に改名。四股名かよ。

ひろがり

大きな動きがあったのは 1996 年。世の中の居たる場所で使われている悪しき慣習"Internet Explorer"で採用されたのが切っ掛けで一気に広まった。

まぁ 1 企業が決めた仕様って言うモノはいろいろと問題にもなるので、Ecma インターナショナルが仕様を決めるようになった。それが 1997 年。この仕様が ECMAScript。標準化されたからいろんなブラウザが使いやすくなって、更に広まっていったと。

2000 年になると大企業がこぞって利用し始めた。Google や Amazon も利用するようになったのがこの時期。 2005 年にはマイクロソフト社が、非同期通信を利用したサーバとのやり取りについて Ajax という名前を付けたことで、Ajax を使う流れが広まっていった。今では当たり前のように使われているこの技術。ページを移動しないでいろいろな表示を変えられるっていう凄い画期的な方法だったのに、今やすごさが感じられないくらい広まってる。

ライブラリ

jQuery ってよく聞くけど、2006 年に登場した「ライブラリ」という物。JavaScript ではいろいろな処理を書く為に、多くの文字を書く必要があるってのを打開するために作られた物。確かに JavaScript で書くと凄く長くなる。そう言う点ではとても便利でよく使われるようになったというわけ。

さらには、プログラミング界の「ライブラリ」を利用する開発の波に乗って、Vue.js や React 等のライブラリが登場。今の JavaScript 業界のトレンドになってる感じ。脱 jQuery っていうのもこのあたりが切っ掛け。まぁ、確かに jQuery でやり続けるには、求められる物がややこしくなってきているよね。Ajax に強いわけでもないから jQuery から離れてもいいんじゃない?ってこと。

そんなわけで、今は見た目を作ることについてとても重要な言語になっているわけです。 初心者が躓くだろうポイントは、古き良き JavaScript と ECMAScript の情報が混在しているからだと思うので、今回はそのあたりも精査していきましょう。

DOM 操作って?

JavaScript のコードについて調べると、DOM 操作っていう言葉がよく目に付く。 という事でその辺を整理。

DOM は Document Object Model の略。別に JavaScript の為の物ではないんだけど、HTML や XML を扱うための仕組み。おなじみ W3C が仕様を決めているらしい。 じゃ、それで何が出来るの?っていうと、HTML だと各要素を操れるための仕組みに当たる物。クラス名や id 名、あるいは HTML タグを利用して要素を特定し、そこの状態を変えたり書き換えられるって言う事。ほら、いつもやってるでしょ?

それぞれのタグの書き換え・状態の変更が DOM 操作。

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